一般社団法人の基金について

  • 2018-10-10
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一般社団法人は、設立に際して財産の拠出を必要とはされていませんが、活動の原資となる資金調達の手段として、「基金制度」が設けられています。


基金とは、社員や社員以外の人から法人の責任財産となる財産の拠出を受け、法人の「基礎財産」になるものです。


ただし、「出資」とは異なり、基金は、一定の要件や合意の元に、返還義務を負います。完全に法人の財産となるわけではありません(基金の返還については後述します)。


安定的な運営、財産的基礎を維持・確保する為に、基金を設置する法人も多いと思われます。


一般社団法人設立には基金の拠出が絶対に必要だと思われている方もいますが、株式会社の資本金などどは異なり、基金は必ず設けなければならないわけではありません。


基金の設置、非設置はあくまでも当該一般社団法人の任意です。


任意とは言っても、いきなり基金の募集はできません。募集の前段階として、定款に、基金に関する条項を新たに定めなければなりません。社員総会の特別決議が必要になります。


もちろん、設立時に既に定款に基金に関する規定を設けている場合は、この限りではありません。


なお、基金制度を一度でも採用した場合、それを廃止することはできませんので、注意が必要です。

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