PEファンドのメリットとデメリット

  • 2018-10-24
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プライベート・エクイティ・ファンド(PEファンド)を介入させるメリット


この項では、経営者の視点からプライベート・エクイティ・ファンドの力を借りるメリットを3つご紹介します。


⑴豊富な資金提供

プライベート・エクイティ・ファンドを利用する最も大きなメリットは、豊富に資金調達できる点です。


PEファンドに対して一定割合の株式を渡す代わりに、企業価値に見合う金額を調達できます。


どの程度の割合を渡すかは、PEファンドの種類や企業の状況によって異なります。


プライベート・エクイティ・ファンドから調達した資金は返済不要ですので、返済や利子等を気にせずに経営に取り組めます。


⑵手厚いハンズオン支援

プライベート・エクイティ・ファンドは、企業価値の向上による利益獲得を目的としています。


企業価値向上の為に、専門家派遣や経営戦略の構築等、手厚いハンズオン支援を実施してくれます。


それまで培ってきた投資経験に基づいて、質の高いサポートを施してくれます。


プライベート・エクイティ・ファンドの助力を得れば、着実かつスピーディーに経営目標を達成することができます。


⑶M&Aのサポート

近年多くの企業がM&Aを活用していますが、中小企業がM&Aを実現することは困難です。


相手探しからデューデリジェンス、バリュエーションなど、M&Aでやるべき業務は山ほどあります。


中小企業がM&Aを独力で実施することは困難ですが、プライベート・エクイティ・ファンドの協力を得れば円滑に行えます。


プライベート・エクイティ・ファンドの豊富なネットワークやノウハウを活用できる点は、魅力的なメリットです。


プライベート・エクイティ・ファンド(PEファンド)を介入させるデメリット

最後に、プライベート・エクイティ・ファンドの力を借りることで生じるデメリットを3つお伝えします。


⑴いずれイグジットしなくてはいけない

プライベート・エクイティ・ファンドは、IPOかM&Aによる資金回収を目的として出資を実施します。


つまりPEファンドから出資を受けた場合、基本的にはイグジット(IPOもしくはM&A)を目指す必要があります。


長期に渡って自身で経営したい場合には、プライベート・エクイティ・ファンドからの出資引き受けは不向きです。


⑵経営の自由度が制限される

経営面で様々なサポートを受けられるとは言え、都合よく利用できる訳ではありません。


ファンド側は利益獲得を最優先する為、利益に直結する行動を優先してきます。


株式の過半数を保有されている場合には、ファンド側の意思決定に従わなくてはいけません。


⑶借り入れを行なった場合には、返済義務が負担となる

プライベート・エクイティ・ファンドの介入を受ける際、事業再生の為に借り入れを行う場合があります。


借り入れを実施した場合には、当然に返済義務が発生します。


創業間もないベンチャー企業や事業が停滞している企業にとって、毎月の資金返済は重荷となるリスクがあります。

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