クローズドエンドファンド

  • 2018-10-23
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クローズドエンド(クローズドエンド型)とは、投資信託の分類のひとつで、そのファンドが、組み入れ資産の時価に基づく純資産価格での買い戻しや解約を原則として認めていないものです。つまり、投資家が純資産価格での換金を求めても受け付けてもらえないので、換金を希望する場合は、取引所などを通じて他の投資家に売却することによってのみ可能になります。したがって、実際の売買価格は純資産価格とは離れた価格になることがあります。ファンドそのもののお金の出入りが少なく安定しているので、多少流動性に欠ける資産なども運用対象に入れやすくなります。会社型投資信託(投資法人)に多く見られるタイプです。


一方、ファンドが純資産価格に基づく買い戻しを認めているタイプを「オープンエンド(オープンエンド型)」といいます。日本国内で一般に販売されている投資信託は、ほとんどがオープンエンド型で、クローズドエンド型は不動産投資信託(REIT)などの一部のファンドに限られます。


クローズド・エンド型ファンドとは、発行者が投資家の請求による解約に応じる保証をしていないファンドのことを指します。


そのために、クローズド・エンド型ファンドは、解約による資産の急減などの影響を受けずに、安定的な運用が可能であるということが利点としてあげられます。たとえば、短期間での売買に不向きな不動産を対象として投資する投資信託などでは、このクローズド・エンド型の仕組みを活用したものが多く見られます。



取引所での売買

クローズド・エンド型ファンドは、投資家にとっては、基本的には中途で解約することはできない商品ということになりますが、証券取引所に上場されているクローズド・エンド型ファンドについては、取引所において売買されていますので、取引所を通じ受益証券(または、投資口)を売却することで、換金することができるようになっています。


ただし、証券取引所での売却にあたっては、価格は、売り手と買い手の需給によって決定されるため、オープンエンド型ファンドのように純資産価額での換金が保証されているわけではありませんし、場合によっては、取引が成立せず、換金できない可能性もあることには注意が必要です。


このような証券取引所に上場されているクローズド・エンド型ファンドとしては、ETF(上場投資信託)や不動産投資信託(J-REIT)などがあげられます。

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